2014-12-15から1日間の記事一覧

<「伝わる文章を書く技術」の著者に聞いた>「きちんと読んでもらえれば大丈夫」という考え方に注意

尾藤克之[経営コンサルタント] *** ビジネスにおいて話の得意な人は多いと思います。ところが文章を書くことを得意にしている人は少ないのではないでしょうか。 今回は、「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」(KADOKAWA/中経出版)の著者であり…

ワイドショーのコメンテーターの条件は①情報を持つ人②笑いの取れる人③気の利いた人

高橋秀樹[放送作家] *** 「文藝春秋」の2014年11月号に、関西大学の社会学者、竹内洋名誉教授が「ワイドショーいかがわしさの正体〜社会が悪い、政治が悪い〜テレビコメンテーターの化けの皮を剥ぐ」と題した一文を寄せている。 内容は誠に的を射たもの…

<追悼・國弘正雄さん>人類は歴史に学んだか?國弘正雄の「分かりやすい反戦の言葉」

榛葉健[ テレビプロデューサー/ドキュメンタリー映画監督] *** 日本の同時通訳の第一人者で文化人類学者だった國弘正雄さんが、11月25日に老衰で亡くなった。84歳。 今から25年前、ある政治テロ事件が起きた時に、國弘さんと筆者は偶然、その現場にい…

<完成しない二本の映画>表現者として生きようと願った自分が、今、生活者を相手に戸惑っている

原一男[ドキュメンタリー映画監督] *** (これまでの連載はコチラ) ドキュメンタリーは、出会いのメディアである。出会い方は様々だが、出会い方それ自体がドラマである。 2014年も終わろうとしている現在、私(たち)は、二つのプロジェクトを進行さ…

<訴訟も辞さない>現役弁護士がウルトラマンを相手に大真面目に訴状を書くとこうなる

高橋維新[弁護士] *** (本記事は、7ページの「ウルトラマン被告の訴状」を画像化していますので、見にくい場合は、「メディアゴン」サイトにてオリジナル画像で閲覧ください) <解説> 本記事は、現役弁護士の著者が、現実のメディアに溢れている様…

<決定版・欽ちゃんインタビュー>萩本欽一の財産(28)「同じ茶の間でも『欽ドン!』と『欽どこ』では全く違う」

高橋秀樹[放送作家] *** (これまでのインタビューはコチラ) テレビ朝日のリハーサル室に作ってもらった寝泊まりできるセットでテレビカメラを覗いてズームしたり、引きのショットにしたり色々していると、何回かするうち、大将(萩本欽一)はあること…

レコード大賞優秀作品賞に選ばれた唯一の演歌・氷川きよしの周到で見事な演出作戦に脱帽

高橋秀樹[放送作家] *** 演歌界からただ一人、2014年度の日本レコード大賞の優秀作品賞に氷川きよしの「ちょいときまぐれ渡り鳥」が選ばれた。大賞の候補曲である。 優秀作品賞が発表されたの翌日、筆者は氷川きよし15周年コンサートを観覧するために神…

<「マニフェスト」のチェックポイント>公約での「身を切る度」は投票先を判断する指標のひとつ

石川和男[NPO法人社会保障経済研究所・理事長] *** 選挙を目前に控え、主要各党の公約において、議員や官僚にも「いかに身を切らせようとしているか」という部分は大きなポイントだ。 消費増税を求めるならば、政治・行政が自ら身を切らなければ説得で…

<APECの朝、北京の空は青く晴れていた>不都合をかき消すためには住人の生活への影響も顧みない中国

藤沢隆[テレビ・プロデューサー/ディレクター] *** APEC(アジア太平洋経済協力会議)の朝、北京の空は青く晴れ渡っていました。 信じられないほどの大気汚染が常態化している街の空気を浄化するために、首脳会合などが開催される2014年11月7日~12日…

<決定版・欽ちゃんインタビュー>萩本欽一の財産(27)「俺はリハーサル室の中に作ってもらったセットに泊まり込んだ」

高橋秀樹[放送作家] *** (これまでのインタビューはコチラ) 1980年代、『欽ドン!』『欽どこ』『欽曜日』とズラリ並んだ大将(萩本欽一)の視聴率30%番組。その中で、僕が作家として関わったのは、『欽ドン!』だけ。 視聴率はどんどん上がり、なん…