高橋秀樹[放送作家]
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(「萩本欽一インタビュー」その①はこちら)
大将(萩本欽一)はテレビで大事なのは”遠い”こと、だと言う。どういうことだろう。
「テレビでは“近い”と”早い”は、失敗する」
「例えば『お前ね、ダメだよ』と、いうセリフ、『お前ね』と『ダメだよ』を続けて早く言っちゃいけない。『お前ね、<間>ダメだよ』という風に間が入るんだ。この<間>が、セリフを言う人の感情を入れる場所」
「熱いお茶は熱くない。熱い湯のみを触って熱いって言ってごらん、というと素人は触ってすぐに『熱いっ』て言う。それじゃダメ。湯のみを触って<間>があって、それから『熱いっ』。それが笑いになる」
「これが“遅い”だ」・・・・[続きはコチラ]