<NHK朝ドラマが好調な秘訣は「制作局交代制>地方局がもっと番組を作ることがテレビを面白くする

影山貴彦[同志社女子大学 教授/元・毎日放送 プロデューサー]

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NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が始まって一週間。

 

面白い。ドラマに限らず、どんなテレビ番組も「3回観てから」評することを心がけているものだが、もう既に初回からぐいっと心を掴まれた。ドラマの魅力の詳細については、別の機会に譲るとして、今、NHK朝ドラの好調が目を引く。

 

その理由について、難しいことを言えばいくらでも言えそうだが、シンプルなことを短く記したい。ご存知の読者も多いかと思うが、NHKの朝ドラマは、半年ごとに、NHK東京放送局(AK)とNHK大阪放送局(BK)が交代で制作している。

 

今回の「マッサン」は大阪放送局、好調のうちに終えた前回の「花子とアン」は東京放送局の制作である。・・・・[続きはコチラ]