映画『さようならCP』の主人公に出会った脳性マヒ者たちの解放区「マハラバ村」

原一男[ドキュメンタリーの監督]

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“ドキュメンタリーの監督とは、アジテーターであり、かつ、オルガナイザーでなければならない” この先人の教えを私なりに実践したのが、疾走プロ第一作「さようならCP」(1972)だ。主人公は二人。横田弘と横塚晃一。二人とも「青い芝の会」のリーダー格存在だった。二人に始めて出会ったのは茨城県千代田村の閑居山「マハラバ村」。

 

障害者のことをもっと知りたいと願い、障害者関連の世界をアチコチ放浪していた途中で訪れたのが“脳性マヒ者たちのコミューン”を標榜していた「マハラバ村」。・・・・[続きはコチラ]