<障害者夫婦の権力関係>脳性マヒ者たちのコミューン「マハラバ村」はなぜ崩壊したのか? 原一男 2014年10月27日(月) 0:05
原一男[ドキュメンタリー映画監督]
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脳性マヒ者たちのコミューン「マハラバ村」が崩壊、解体へと突き進む。そのきっかけを作ったのが、他ならぬ「さようならCP」(1972)の主人公の一人・横田弘の夫婦だった。はっきり言えば「奥さんの淑子」さんだ。
彼女は、脳性マヒ者(以下CPと略す)たちを疎外、差別しているはずの「健全者社会」に対して「抜きがたい憧れ」を誰よりも強く抱き続けていた。
彼女は家庭を持った時に考えた。
「これまで自分は結婚して家庭を持つなんてあきらめていた。だがこうして結婚して子どもも作り家庭も持てた。私は一人前になったんだ。それに、子どもはCPじゃなく、健全者だ。健全者である子どもは健全者の社会の中で育てるべきである」と。・・・・[続きはコチラ]