<赤瀬川原平氏の死に想う「老人力」>若者層がある割合を超えると「戦争」や「革命」が起きる?

水留章[テレビ番組制作会社 社長]

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永六輔さんの『大往生』(岩波新書・1994)、赤瀬川原平さんの『老人力』(筑摩書房・1998)が発売されてそれぞれ20年と18年経っています。当時から「老人」が増えていたのでしょうか。どちらも洛陽の紙価を高めたものです。

 

2014年10月27日のとある新聞に「2025年になると団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になる」と書いてあります。人口が減るのと同時に、老人の割合だけが増えると言う大変な事態です。

 

映画館はシニア割引の入場者ばかりで、ヒットしても興行成績は上がりにくくなるのでしょう。便利で重宝しているamazonでの書籍購入も、配達する人が足りなくなって、1500円の本に2000円の送料などと言う本末転倒の事態も起きかねません。・・・・[続きはコチラ]