<決定版・欽ちゃんインタビュー>萩本欽一の財産⑭ボケの7段階

高橋秀樹[放送作家]

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昭和34年(1959年)、欽ちゃん(萩本欽一)は18歳のその頃、浅草の東洋劇場で、舞台の進行係から、どうにかこうにか、舞台の上の研究生になったばかりだった。劇場には、池信一・石田映二・水島一郎という3本柱がでんと構えており、大入り満員だった。

 

「“総出演”ていう演し物があったの」

「オールスターですか」

「違う違う。一番下っ端の僕まで全員出るってこと」

 

「水島一郎さんが大親分の役で、水島さんていう人は二枚目で、きれいな切れの良い突っ込みをする人。東八郎さんも親分なんだけど、・・・・【続きはコチラ】