<舞台が終わった楽屋に行きたくない本当の理由>テレビドラマのプロデューサーが「芝居を見る」ということ

貴島誠一郎[TBSテレビ制作局担当局長/ドラマプロデューサー]

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舞台を見に行くのが苦手です。いや、舞台を見ることより、舞台を見た後の楽屋に行くのが苦手なのです。

 

「テレビドラマのプロデューサー」という仕事をしている以上、先程まで舞台の上で熱演していた俳優に、舞台の感想を伝えなければなりません。内容的に予想を越える面白さがあったり、観客に伝わる見せ場や芝居場があったりすれば、それを素直に伝えれば良いのですが、休憩前の前場で「それが見つからない重たい展開」になると、後場はその俳優や舞台をどうやって褒めようかと、その言葉を捻り出すために芝居を見ることになります。・・・・[続きはコチラ]