<実態はただの無賃労働のことも?>学生の「不安と熱意」を悪用したインターンシップに注意

藤本貴之東洋大学 准教授・博士(学術)]

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大学生が一定期間、企業や組織、あるいは仕事の現場で「就業体験」をすることを目的とした「インターンシップ」。

 

大学の正規のカリキュラムとして作られ、運用されていることも珍しくない。大学生が社会に出る前に、就業体験を持つことは重要であり、もちろん、企業にとっても、大学の中だけで4年間を完結させてしまっている学生よりは、経験値を育んでいるという意味では魅力的かもしれない。

 

「効果・能力の未知数な大学生」を仕事の現場に迎え入れる、という一種の「リスク」を企業などが負いつつ、学生に就業体験を提供する。その意味では、インターン制度は企業などにとっては、社会貢献・教育貢献活動の一面もある。・・・・[続きはコチラ]