<知識を得ると娯楽作品が楽しめない>弁護士はゲーム「逆転裁判」や小説「半落ち」の粗が気になる

高橋維新[弁護士]

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逆転裁判」(カプコン)というゲームがある。

 

弁護士になったばかりの新人弁護士の主人公が、「身に覚えのない罪で裁判でピンチに陥っている依頼者」を助けるという法廷ゲームである。舞台は、ちょっと「近未来」の日本。法廷ゲームとしては丁寧に作り込まれているが、もちろんゲームなので、日本の現行の法制度とは色々な異なる部分も多い。

 

しかし、そういった「法廷リアリズム」に関しては、あまり気にしない方が純粋にこのゲームを楽しむことはできる。基本的には、よくできたミステリーゲームなのである。・・・・[続きはコチラ]