<パロディの条件>ナイナイ・岡村隆史にはもう出来ないが、爆笑問題・太田光にはまだできる

高橋秀樹[放送作家]

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「パロディ」を作る時には「2つの鉄則」がある。

 

コメディアンがパロディを作る時は、「自分より価値や評価が大きい物」に向かっていかないと価値がない。価値がないばかりか、「面白くない」。これが鉄則その①。

 

パロディは「弱いモノ」や「強いモノ」を「茶化す」ことが最大の効用である。しかし、のにそれが「逆」ではパロディではなく、品性下劣な「ただの『いじめ』」となる。

 

では「強いモノ」とはなんだろう。ビッグヒットしたドラマ、大金をかけた大作映画、政治家、官僚、企業のCM、ヒットソング、アイドル、世の中を騒がせた詐欺、事件、一般にはあると信じられている権威・・・などなど。イメージを限定するといけないので具体例は挙げない。・・・・[続きはコチラ]