ワイドショー革命とらえた「豊田商事会長刺殺事件」や「ビートたけし・フライデー襲撃事件」

高橋秀樹[放送作家]

 

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テレビのワイドショーに革命を起こしたのは1970年台の技術革新であった。今では当たり前のビデオテープレコーダー(VTR)であるが、それまで外で行われるロケーションでは、フィルムカメラが用いられていた。

 

その当時に、こんな逸話がある。 1972年9月29日に行われた、日中国交正常化における、日本国政府と中華人民共和国政府調印式での、田中角栄周恩来両首相の署名及び日中共同声明。この取材に入れたのはTBSの民放代表カメラのみだった。

 

当然、カメラマンは緊張した。・・・・[続きはコチラ]