<映画にある2つの選択肢>ドラマの監督は一人だが、ドキュメンタリーならみんなが監督

原一男[ドキュメンタリー映画監督]

 

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友達の友達はまた友達…というような縁で2008年から3年間かけて、滋賀県近江八幡市で、いわゆる“地域活性化”、つまり“町おこし”の一環としての映画作りに関わった。

 

いや、単にお手伝いをしました、なんていうレベルではなく、もっと深い関わりだ。完成版には私の肩書きに「企画・監修」とクレジットされているところから分かるように、このプロジェクトを引っ張ったのは私なのである。いえ、別に自慢したいわけではない。このプロジェクトで私が追究したかったことを話したいのである。【続きはコチラ・・・】