街角インタビューにさえ国家が介入してきた「2014年」という年を記憶にとどめよ

山口道宏[ジャーナリスト]

 

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昨年2014年は「岐路の年」だった。

 

特定秘密保護法」「集団的自衛権」「原発再稼働」・・・。どれをみても戦後民主主義の否定に基づいているものばかりだ。世界で唯一の被爆国が戦後歩んだ不戦の69年の歴史を、わずか1年で自らが土台から打ち崩したことに対し、日本を「ヘンな国」と、海外メディアが見る目は冷ややかだ。

 

「一票の格差」で違憲とされる選挙(弁護士グループが一斉に全国で提訴中)ながら、また「ネギ」も「うちわ」も「SМ」も「買春」などで世間を賑わせた疑惑議員たちも、堂々の当選。「みそぎは終わった」と言わんばかりに、赤絨毯を闊歩できるから不思議にみられてもやむを得ない。【続きはコチラ・・・・】