<寄席とホールの違いって何?>ホールや公会堂で楽しむ「ホール落語」の魅力と可能性(その②)

齋藤祐子[文化施設勤務]

 

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(その①はコチラ)

 

イベント的な落語会を上手に使って、古典落語を現代的に聞かせる中で客層を広げてきたのは、立川談春だろう。

 

扶桑社の文芸誌en-TAXI」主催の歌舞伎座を借りての「談志・談春落語会」をはじめ、文芸春秋の女性誌CREA主催の女性のみを対象とした「女性のための落語会」、大学生以下の子供同伴者のみが入場できる「子どものための落語会」は自ら企画に関与しており、また六本木アートナイトでの深夜の落語会、演劇公演のあとに、同じ原作の新作落語を披露した「死神の精度あらため、死神の心得」、などは別途企画者がいる。 【続きはコチラ・・・・】