<最先端の映像表現「ヴァチカン美術館」>遠近を「打ち消す4K」と「強調する3D」を組み合わせるとどうなるのか?

玉置泰紀[KADOKAWAウォーカー情報局長兼関西ウォーカー統括編集長]

 

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大林宜彦監督と食事をさせていただいた時、「時をかける少女」の4K版の話になり、

 

「遠近感がなくなるんだよね。本来ボケが遠近感を作っている部分があるのに、手前も奥もすべて克明に見えて全ピン(画面全ての部分にピントが合っているような撮影)に見える。不思議な感じ。書き割りを前後において左右に移動させる舞台のような」

と聞いて、作り方が変わりますか? と聞くと、「試してみたい」と仰っていたのだが、遠近を「打ち消す4K」と「強調する3D」を組み合わせると一体どうなるのか。【続きはコチラ・・・・】