<何年か後にテレビを懐かしむ資格>本気でテレビを愛さなかったあんた!テレビを金儲けとしてしか考えなかったあんた!

吉川圭三[ドワンゴ 会長室・エグゼクティブ・プロデューサー]

 

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筆者がテレビ局の入社試験を受けようと決めたのは、1981年、、、大学4年の夏のことだ。10月1日から面接が始まった。

 

当時、私は映画マニアであり、米国映画大学留学を目指していたものの資金ががなく、「テレビ局だ。」と目標を変えた。テレビ局に入ればドラマが作れる。当時テレビのドラマはある種、玉石混合であったが大傑作もあまたあったからだ。

 

受験対策に何をしたか? 私の場合、こういう時の回答はいつもワンパターンである。「関連本を読みあさる」のだ。神田・神保町の本屋に行って手に入るだけの「テレビに関する本」を読み、夏の間、家から一歩も外へ出ず没頭した。そして「自分が試験官だったらどんな質問をするか?」と50問位書きだして問答集を作った。それをひたすら頭にたたき込む・・・そんな感じだった。【続きはコチラ・・・】