CG全盛の現代にコンピュータ処理をしない「CGみたいなアート」が面白い

メディアゴン編集部

 

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現在、川越市立美術館で開催されている、不思議な美術展が話題だ。

 

「スキャモルフォーゼ展」と名付けられたその美術展で展示されているのは、美術館のギャラリー内の壁面に、360度パノラマで展示された長大な作品だ。縦3メートル×幅3メートルの巨大な正方形10枚で構成されている。作品全体としての長さは30メートルにもなる。

 

作品は一見すると、4人の男女の裸体を元にした写真をコンピュータで加工したCG画像のように見える。しかし、作品は「これは、CGではない。」と銘打たれ、コンピュータ処理は施していない「リアルタイム」で生成した写真画像であるという。

 

写真にコンピュータ処理を施したようにしか見えないこの作品は「CGではない」。この作品「スキャモルフォーゼ」は、風景や屏風のような美術工芸品などを記録することを主たる目的のために開発された高解像度360度スキャナーを利用して制作されている。【続きはコチラ・・・】