<見世物になったダイエットや離婚は現実ではない>今のテレビは「現実感のある誇張」の仕方を学ぶべき。
高橋正嘉[TBS「時事放談」プロデューサー]
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テレビは「成功物語」が好きだ。それはドラマでもノンフィクションでも同じである。
どんなに苦労があっても成功に向かって進んでいくストーリーを好む。テレビの中で「苦労」は、あればあるほど良いのかもしれない。誇張してでもその筋書きを作っていくのがテレビなのかもしれない。もちろん、それは悪いことではないだろう。
苦労すれば苦労するほどするハッピーエンドになればカタルシスになる。ノンフィクション番組の場合も結局は同じだ。達成感がある終わり方を好むからだ。
しかし、問題はその誇張の仕方だ。ここに無理があると現実感を失ってしまう。作り手としては、そこは心配になるところだ。つまり、現実感のある誇張が出来ているのか? パターン化したり、やらっせぽくなったりしていないか? それが出来ていなければ現実感を失うことなってしまう。【続きはコチラ・・・】