<中村うさぎの降板が意味するもの>テレビ業界に減った「才能ある怪しいTVマン」たち

吉川圭三[ドワンゴ 会長室・エグゼクティブ・プロデューサー/元・日本テレビ ゼネラル・プロデューサー]

 

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MXテレビ「五時に夢中」に出演していた作家・中村うさぎさんが1月30日に本人のブログで降板を表明した。

 

いろいろ内部事情があったみたいだが、経歴も含めて私は妙にこの人のファンだったので、あの「何か危ういヤバい感じの人」がテレビから消えてしまうのはちょっとさびしい気がした。こういう<テレビ番組に果たして出して良いのか悪いのか?>まったく分からない「境界線」の人って面白い。

 

筆者もこれまで「境界線」の人をバラエティ番組に一杯出して来た。現在のように大メジャーになる前の美輪明弘さん、後期の故・岡本太郎さん、何を言い出すか分からない怪優の故・大泉滉さん。・・・こういった方たちはなかなか容易にコントロールできないが、予測が不可能なので上手くハマれば大いに爆発してくれた。【続きはコチラ・・・】