「アメトーーク」は「何か褒めている回」はつまらなくて「何かをバカにしている回」がおもしろい。
高橋維新[弁護士]
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テレビ朝日「アメトーーク」は、回によって当たり外れが激しいという評判をよく聞く。
筆者が毎週「アメトーーク」を見るようになったのは2014年の年末スペシャルからだが、おおむね、当たり外れが激しい原因はつかめた。
まず、おもしろい回は、「何かをバカにする回」の場合である。ある芸人をバカにする回の場合もあるし、トークゲストが自虐的に自分の足りないところを話す回もある。
前者は、出川哲郎と狩野英孝であったり、ダチョウ倶楽部であったり、スピードワゴン・小沢一敬であったり、運動神経の悪い芸人であったりする。後者はといえば、「中学イケてない芸人」とか「人見知り芸人」とか、その類であろう。大抵の場合、やり玉に挙げられるのが芸人であるという点は共通している。
対しておもしろくない回は、「何かを褒めざるを得ない回」である。[続きはコチラ・・・]