<テレビが狙う「コアターゲット」って何だ?>高齢者にはテレビを観てもらわなくても良い?というテレビ作り
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]
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今、テレビ局では「コアターゲット」という言葉が、よく語られる。テレビ局側が最もテレビを観て欲しいと思っている世代のことで、コアつまり中核は、男女とも15歳から59歳までの人々である。
なぜ、テレビ局はこの「コアターゲットに」にテレビを観て欲しいのか? それは後で解説することにして、まず、筆者自身のテレビ人生を振り返りながら、時代、時代で、テレビはどんな人に向かって作られていたかを考えてみたいと思う。
評論家の大宅壮一が、
「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまい、一億総白痴化になる」 と嘆いたのは1957年(昭和32年)のことである。【続きはコチラ・・・・】