<賛成・反対の議論を続けながら推進する原発>「原発推進」と「脱原発」の議論はなぜ極論でしか意見を戦わせないのか?

小鷹昌明[南相馬市立総合病院・神経内科専門医/医学博士]

 

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原発を再稼働させるとか、させないとかという議論に対して、福島県民のひとりである筆者は、非常に冷めた目で見ている。

 

まずもって言えることは、「原発推進」、「脱原発」という議論をされている方たちというのは、本当に極論でしか意見を戦わせていないということである。「賛成」か「反対」かのどちらかにいなくては論戦の舞台に立てない。

 

反対派は「コストと危険性」を強調し、推進派は「電力需要とクリーンエネルギー」を強調する。両者に一長一短があるのは当然のことで、いまさらどちらが正しいという意見を投げかけても意味はない。【続きはコチラ・・・・】