<2015年春ドラマPart1>フジ「戦う!書店ガール」VS TBS「マザー・ゲーム」は女の共感の戦い

黒田麻衣子[国語教師(専門・平安文学)]

 

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キムタクがお父さんやっちゃった! 半沢直樹が今度は精神科医だってよ! 優子が、まゆゆが、山Pが!

 

春ドラマが始まって、はや数週間。ネットでは毎日のように、ドラマについての投稿を見かける。アラフォーの筆者が中高生の頃は、トレンディドラマ大流行でOA翌日の学校や職場の話題のために、流行りのドラマを視聴しておくことはマストであった気がする。

 

今は、人の趣向も多様化し、「半沢直樹」(TBS)ぐらいのオバケドラマでない限り、ドラマを見てなくとも翌日の話題に困るようなことはなくなった。おかげで、ドラマの視聴率も、昔ほど高い数字が出ることは少なくなった。

 

とはいえ、ドラマ好きは昔と同じぐらい存在しているし、その人たちは、やっぱり毎クール、ドラマを見ている。その中で、視聴率の出る作品、出ない作品の違いは何なのか。多くのドラマ愛好者は、とりあえず初回を見て「継続視聴」か「脱落」かを仕分けると思うが、その分岐点はどこにあるのか、今期のドラマを題材に、分析してみた。【続きはコチラ・・・・】