<キムタク叩きは無意味>木村拓哉VS他メンバーの構図は何のため? - 藤本貴之

藤本貴之東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者]

 

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昨年末の解散から、何かと慌ただしいSMAP元メンバーたちの話題。マスコミ報道で描かれるジャニーズ事務所派の木村拓哉と、それに相対する他メンバーたちという構図を下敷きにしたゴシップの数々。ファンならずとも関心も持っている人は多い。

 

最近でも、反事務所派とされる中居正広が、移籍後にSMAPの商標登録をジャニーズから買い戻すといった動きがあるとか、香取慎吾氏の「隠し子報道」など、話題には事欠かない。

 

そしてその度、とりざたされるのが、キムタクこと木村拓哉の存在だ。

 

どんな話題であっても、基本的な構図は同じで、他のメンバーの話題に対してキムタクの言動が重ねられ、キムタクがいかにジャニーズから特別扱いをされているのか、という点を中心にマイナスに描かれる、というものだ。

 

元マネージャーでSMAP育ての親とされる飯島三智氏に従わずにジャニーズ事務所への残留を決めたことで、SMAP解散の原因を作ったという報道もさることながら、あらゆる場面で「キムタク対その他メンバー」の構図が単純化されて執拗に描かれる。【続きはコチラ・・・】