<公人の妻は「公人」>安倍昭恵総理夫人にプライバシーはない - 山口道宏

山口道宏[ジャーナリスト]

 

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テレビをみていたおでん屋の女将は、こういうのだ。 「奥さんが後ろ指さされない私人になるには、いまの連れ合いと離婚するしかないでしょ」 かのロッキード事件をもじって「アッキード事件」(山本太郎)とは、言いえて妙だ。大阪の「ある小学校」建設めぐる政官関与疑惑事件である。

 

関与が疑われる安倍総理の夫人が「私人か公人か」と話題だが、昭恵さまと皇后さまを並べること自体が不謹慎ながら、安倍さんちの昭恵さまも、皇后さまも公人である。

 

昭恵さまは、大阪府にある教育基本法に反する小学校の名誉校長に就任予定だったという。一方の皇后陛下は、天皇とともに70年後の今も戦地巡礼に海外へと赴いていた。今回の訪問地ベトナムからの帰国では安倍首相と一緒に昭恵さまもそのお迎えに空港にいた。

 

昭恵さまのかかわる件の学校法人の幼稚園では時代錯誤も甚だしく「教育勅語」を無垢な園児に唱えさせ「安倍首相がんばれ」とまで言わせる。一方の皇后陛下が赴いたベトナムでは戦後もかの地に残った邦人の家族に会って言葉を交わした。【続きはコチラ・・・】