2014-10-31から1日間の記事一覧

<医者にあるまじき表現>「大人の発達障害がコンサータで劇的に改善」という「帯のコピー」は見過ごせない

高橋秀樹[放送作家/日本自閉症協会・日本自閉症スペクトラム学会・日本社会臨床学会各会員] *** 広く流通しやすい新書のような媒体で、「発達障害」について証明されていない事項や非科学的であるにも関わらず「それらしく」で書かれている本が数多く…

<テレビ番組がヒットした理由>人気プロデューサーが書いた本を放送作家として冷静に読んでみた

高橋秀樹[放送作家] *** このところ、テレビ番組の制作で活躍してきた業界人たちが、次々に本を出している。 メディアゴンの執筆者である元・日本テレビのプロデューサー・吉川圭三氏(現在、ドワンゴ 会長室・エグゼクティブ・プロデューサー)も、先…

<今のテレビ番組制作に欠けているもの>プロデューサーは自分の「思い」を口に出すことを躊躇ってはいけない

高橋正嘉[TBS「時事放談」プロデューサー] *** テレビの「番組作り」をするためには、ある「思い」が先行する場合がある。 この「思い」とは、「ある時代への執着」のこともあれば、「人物」の場合もあるだろう。「場所」ということもある。ともかく、…

<琉球は「戦利品のリゾート」と「植民地」?>なぜ沖縄の「基地の土地」は返還されず、県外移転もできないのか

保科省吾[コラムニスト] *** 沖縄の基地問題は何故解決しないのか? 理由は実に単純で、アメリカ・日本双方ともに「琉球」を手放したくないからだろう。手放したくない理由には、筆者にとっては「理不尽だ」としか思えない次のような理由があると考えら…

<落語の寿命を百年延ばした立川談志>今こそ落語名人たちの業績と系譜の学術的評価を 齋藤祐子 2014年10月30日(木) 1:29

齋藤祐子[文化施設勤務] *** 大衆芸能である落語界から「文化勲章」が出たのは桂米朝が初だったが、米朝のような研究者的なセンスを持った人物はその後続いていない。やはり、大衆芸能は「今ここにいる目の前の客」に受けるかどうかの瞬間勝負。あくま…

<決定版・欽ちゃんインタビュー>萩本欽一の財産⑭ボケの7段階

高橋秀樹[放送作家] *** (これまでのインタビューはコチラ) 昭和34年(1959年)、欽ちゃん(萩本欽一)は18歳のその頃、浅草の東洋劇場で、舞台の進行係から、どうにかこうにか、舞台の上の研究生になったばかりだった。劇場には、池信一・石田映二・…