<ギターが売れないのは若者の貧困の象徴>ロックお金のかかる中流階級の趣味だった

水留章[テレビ制作会社 社長]

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恥ずかしながら筆者は、宇都宮市がジャズ界のレジェンド・渡辺貞男氏を生み、「ジャズの街」と呼ばれている事を初めて知りました。 その宇都宮で「ギターが売れなくなっている」と先日、日経新聞が報じていました。

 

要するに、地方の物価が上がり実質賃金が減り、特にその影響を若者たちが蒙っていいる、ということらしい。シニア層は富裕なのに若者は貧乏というのが今の世の中のようです。

 

筆者がギターを初めて買って貰ったのは、中学一年生の冬1967年昭和43年の事。東京・銀座のYAMAHAで1万円のガットギターを購入しました。 陳列されている中では一番安いギターであったと記憶しています。今の物価に換算すれば、いくらになるのでしょう? 「高価な買い物」という印象はありましたが、「清水の舞台から飛び降りる程の覚悟」ではなかったように記憶しています。それぐらいの価格であったわけです。・・・・[続きはコチラ]