<義務教育を『数の論理』で試算するな>財務省が要求する「小中学校の統廃合と教員数の削減」が日本の未来を奪う

黒田麻衣子[徳島テレビ祭スタッフ]

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財務省が、全国の小中学校の統廃合と教員数の削減を文科省に迫っています。「全国の公立小中学校をすべて標準的な規模に統廃合すると、5462校減らせる」という試算だそうです。

 

少子化に伴う学校統廃合をさらに進めて、無駄なく最小限の学校数・教員数で回そう」という「数の論理」による発想が背景にあります。過疎化の進む田舎町の子ども達が、毎日どんな思いをして小学校に通っているのか、お役人さんたちはまったくご存知ないのでしょう。

 

明治5年(1872)の学制以降、明治政府初等教育を重視し、全国に小学校を設立していきました。当初は、町の寺子屋を「小学校」としたことがその数を大きく増やしたことも事実ですが、政府の施策の結果、明治8年(1875)年には、すでに日本の小学校数は24000校を突破していたそうです。・・・・[続きはコチラ]