<「たまたま偶然」こそテレビの特性>たまたま見た浅沼稲次郎の暗殺と加藤茶の「ヘン」

藤沢隆[テレビ・プロデューサー/ディレクター]

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テレビを視ていると偶然「すごいシーン」に出くわすことがあります。「視よう」と思ってチャンネルをあわせていたわけでもないのに、驚くようなシーンを「たまたま視てしまった」経験が最近もありました。

 

筆者にとって、「偶然、驚くようなシーンをテレビで視た」という最初の体験ははるか昔、1960年10月12日の午後のことです。もちろん、当時の筆者は子どもです。いつもなら学校から帰るなりすぐに遊びに飛び出すのですが、その日はなぜかテレビをつけたのでした。これも、たまたま偶然です。

 

その時、テレビでは「ある政治家」が演説をしていました。この「おじさん」はよく物真似されているので、子どもの筆者でも知っていました。・・・・[続きはコチラ]