<原子力規制委・規制庁に適正手続と科学的説明を義務付けよ>崇高な精神論だけで具体的な実行手法は示されていない「中期目標」に疑義

石川和男[NPO法人社会保障経済研究所・理事長]

 

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2011年3月の東日本大震災以降、「原子力」という文字が新聞・テレビで取り上げられない日はない。だが、原子力に限らず、何を報道するかは報道関係者の胸三寸。報道関係者が関心を持たないものは、たとえ原子力に関する重要なことであっても記事にならない。

 

今月2月12日、国の原子力規制委員会は、2014年度の56回目の定例会合を開いた。ここでは、今後の「中期目標」というものが決まった。しかし、これを報じたのは一部の専門紙だけで、一般向け全国紙では一言も報じられていない。この中期目標とは、どういう内容なのか?【続きはコチラ・・・】