<ベテラン相撲記者が読み解く白鵬の審判批判>前人未到の大記録を達成した平成の大横綱の大人気ない態度

北出幸一[相撲記者・元NHK宇都宮放送局長]

 

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大相撲初場所千秋楽の翌朝は優勝力士の記者会見が恒例となっている。大鵬の持つ32回の優勝回数を抜き去り、単独で史上最多の33回目の優勝を全勝で締めくくった白鵬の会見は2015年1月26日午前10時30分から予定されていた。

 

宮城野部屋の打ち上げパーティーから続く酒宴は明け方まで続いたのだろうか、白鵬は一時間以上も遅刻をした。

 

そして、

「大記録を全勝で決めたというのは如何ですか」

と質問されて、いきなり、

 

「疑惑の相撲がひとつあるのですよ」

と発言。13日目の大関稀勢の里との取り直しの相撲について審判大批判を展開したのである。 【続きはコチラ・・・】