<司馬遼太郎を超えた!?>関ヶ原合戦「敗軍の将・石田三成」が兵を語る話題の歴史小説が面白い

貴島誠一郎[TBSテレビ制作局担当局長/ドラマプロデューサー]

 

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「敗軍の将、兵を語らず」と言いますが、岩井三四二さんの新刊「三成の不思議なる条々」(光文社)は、関ヶ原の合戦で西軍を率いた石田三成の挙兵の真実にせまる、ノンフィクション風の歴史小説

関ヶ原から30年。江戸の商人がさる人からの依頼で、天下分け目の合戦で敵の東軍武将家臣、三成の側近、若き日の三成を知る尼など、それぞれの立場で三成と因縁のあった生き残りの関係者に、

 

20万石の石田三成がなぜ西軍の大将たりえたのか? 三成の関ヶ原には勝算はあったのか? 天下の道理は三成と家康のいずれにあったのか? を尋ね歩きがら、関ヶ原開戦の裏事情と語ることのなかった敗軍の将・石田三成の周囲から「兵を語らせ」三成の素顔にせまります。[続きはコチラ・・・]