<こんな病院はイヤだ!>2才児死亡事件から見える東京女子医大病院の杜撰な管理と緩すぎるコンプライアンス/ガバナンス

藤沢隆[テレビ・プロデューサー/ディレクター]

 

***

 

群馬大学病院のある医師による腹腔鏡手術で8人の方が亡くなり、同じ医師の開腹手術でも10人の患者さんが亡くなった疑いがあるという事件。もちろんこの医師個人に問題があることは確かでしょうが、そんな医師に次々と手術をさせ、死亡例が多発していることにも気づかないという病院の管理体制の無責任さには驚くばかりです。

 

病院長を始めとする組織幹部の方々の対応を見ていると、どこか己の責任に対する認識に欠けるように受け取れます。このような群馬大学病院の態度は鎮静剤プロポフォールによる2歳児死亡事件を起こした東京女子医大病院幹部の態度と良く似ている感じるのは筆者ばかりではないでしょう。

 

ある文書を読むと、東京女子医大病院がどのようであったのかが透けて見えてきます。

 

昨年2月に「ごく簡単な手術だから」と首にできた良性の腫れ物を除去する手術を受けた2才児が術後に、ICUで人工呼吸中の小児には禁忌である鎮静剤プロポフォールを大量に投与されて死亡した事件は謎と驚きの連続です。[続きはコチラ・・・]