人気作家とゴーストライターの葛藤を描くフジテレビ「ゴーストライター」の最終回に注目

水戸重之[弁護士/吉本興業(株)監査役湘南ベルマーレ取締役]

 

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フジテレビ火曜日のドラマ「ゴーストライター」は、人気作家役の遠野リサを演じる中谷美紀と、ゴーストライターを引き受ける作家志望の川原由樹を演じる水川あさみによる創作者の苦しみを描いた心理劇だ。すべてのクリエイターに襲いかかるテーマともいえる。

 

やっぱり出たか、の感はあるが、2014年に起きた実際の作曲家ゴーストライター事件とはストーリー上の関係はみられない。同局系列「僕の生きる道」(2003・草彅剛 主演)などの橋部敦子が脚本。

 

人気作家の遠野リサ(中谷)は、母が重い認知症を患い、息子とは断絶。作家としての名声を手に入れたときに、それをともに祝う家族はいなかった。さらに作家としての壁にぶつかり、作品が書けないでいた。そこへ作家志望の川原由樹(水川)がアシスタントとしてやってくる。 [続きはコチラ・・・]