<「本来自分にあるはずだと思う才能」って何?>有能なテレビ番組ディレクターにはどうやってなるのか

高橋正嘉[TBS「時事放談」プロデューサー]

 

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テレビ業界を目指してやってきた若者が、何の悩みもないまま有能なディレクターの育っていく、というようなことはまずない。一度は辞めようかと悩むものだ。辞めるというのは、会社を辞めてどこかに移るか、フリーになって個人でやろうか、などという選択肢も含まれる。

 

だからといって悩んだ人がこの業界から足を洗ってしまう、ということでもない。年月が経つうちに悩んでいられるほど暇ではない現実に追い立てられ、問いを忘れてしまうか、辞めた後の現実を知るにつれ悩むことをあきらめるというようなことがあるかもしれない。

 

辞めるかどうか悩む人は結構いても、結局、悩みは長続きしない。これまではそうだった。 [続きはコチラ・・・]