<テレビ制作者の意欲を削がないテレビ評>ナンシー関のテレビ評論はなぜ、かくも番組の「核心」を突いていたのか?

高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

 

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ナンシー関(1962〜2002)が居たから、バラエティ番組は面白かったのではないか、と思うことがよくある。

 

消しゴム版画家、不世出のテレビ評論家、ナンシー関さん。1980年後半からテレビ評を書き始め、2002年に亡くなった。ナンシー関さんは、命を削ってテレビ評を紡ぎ出していた。連載していた週刊朝日の担当編集者から筆者は、

 

「ナンシーさんには、もう一人、健康管理の編集者をつけるべきだった」 と聞いた。【続きはコチラ・・・・】