<池上彰とマツコ・デラックスの使いやすさ>歯に衣着せぬように見せて、放送局が困らない程度のコメントをする技術

高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

 

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池上彰氏とマツコ・デラックスはいまテレビの寵児である。ナゼ、こんなにテレビ界が彼らを重用するのか。視聴率が取れるからである。では、ナゼ視聴率が取れるのか。そこには2人に共通する理由と個別具体的な理由とがある。

 

まず、共通点。彼らは「観る人に嫌われない」。もっと消極的に表現すると「ずっと観ていても嫌悪感を抱かない」

 

池上氏の知識は膨大だが、これまで「知の巨人」タイプで売ってきた人のようにバックに権威が見えない。姜尚中氏や、立花隆氏、田原総一朗氏、寺島実郎氏らは、バックになにやら大学、教養、言論といった権威を感じる。

 

難しいことを(テレビをよく見ている人のレベルに合わせて)易しく伝えることなどには興味がない感じを受ける。これはあくまで感じの問題である。【続きはコチラ・・・・】