オバマ大統領の広島訪問を「LIVE」で見ることの意味[茂木健一郎]

茂木健一郎脳科学者]

 

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5月27日のオバマさんの広島訪問の時間、私たちはゼミをしていたが、NHKがニュースをwebで同時提供してくださったので、それをプロジェクターで映して、一部始終を見ていた。歴史的な出来事であり、たいへん感慨深かった。

 

このような出来事を「LIVE」で観ることの意味は、もちろん、臨場感や何がこれからあるかわからない、という緊張感もあるが(オバマ演説は結局17分あったが、始まってからも、どれくらいあるのか、続くのか、わからなかった)、それ以外にも大きな意味がある。

 

それは何かと言えば、後にニュースなどで編集され、解説がつけられて流される映像では、大切な何かが失われるからである。特に、特定の意味付けや、解釈、解説がつけられた映像は、もともとのイベントが持っていた触感のようなものがなくなってしまっている。【続きはコチラから・・・】