<政治とは「まつりごと(祭り事)」である>争点というエンターテインメントなき選挙は盛り上がらない

高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

 

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選挙で「投票に行かない」のは「貸してある金はもういらない」といっているのと同じだと、筆者は思う。

 

なぜならば、有権者は「税金という形で多額の債権を政治家に貸し付けていると見なす」ことができるからだ。預けた「税金は違うことに使ってくれ、あなたにはもう貸さない」という異議申し立てが選挙であるとも言える。

 

つまり、投票の棄権はデフォルト (債務不履行)の状態でいいと有権者が認めたことと同じだ。本来履行されるべき債務が履行されなくなること(支払われるべき金が支払われない等)、例えば、国、政府、都道府県庁、各自治体などが有権者に利払いや元本の償還を行わなくてもいいと、認めたことである。【続きはコチラ・・・・】